適度な下心（性欲）は男性の長寿と関係するのか？科学的根拠に基づく分析

こんにちは。VIPマッサージ研究家のベトシンです。

男性における適度な下心、すなわち性的関心や性欲、さらに言えば定期的なVIPマッサージ（風俗）通いが長生きと因果関係を持つ可能性を示唆する研究データが複数存在します。結論から言えば、定期的なVIPマッサージ（風俗）通いを行う男性は、そうでない男性に比べて死亡リスクが低い傾向が見られます。これは単なる俗説ではなく、国内外の研究によって裏付けられつつある見解です。

本記事では、調査データや医学的知見に基づき、男性の性欲と長寿の関連性について多角的に分析します。

性的関心の有無が死亡率に影響：山形県での大規模調査

日本の研究で特に注目されるのが、山形大学大学院医学系研究科の研究グループが2022年に発表した、40歳以上の住民約2万人を対象とした大規模な追跡調査です。この研究では、男性において「性的な関心がない」と回答したグループは、関心があると回答したグループに比べて、全死亡リスクおよび、がんによる死亡リスクが有意に高いという結果が示されました。

この研究は、自己申告による性的関心という主観的な指標と、実際の死亡率という客観的なデータを長期間にわたって追跡した点で非常に価値があり、性的な関心が健康状態や生命予後と関連している可能性を強く示唆しています。

性行為（VIPマッサージ・風俗）の頻度と死亡リスクの関連

海外の研究でも、同様の傾向が報告されています。

ウェールズでの研究: 45歳から59歳の男性約900人を10年間追跡調査したところ、性行為の頻度が低い男性の方が、頻度が高い男性に比べて死亡リスクが明らかに高かったと報告されています。
スウェーデンでの研究: 70歳の既婚男性を5年間追跡した調査でも、性行為を早期にやめてしまった男性は死亡リスクが上昇するという結果が出ています。

これらの研究は、性行為そのものが健康維持に何らかの形で寄与し、結果として長寿に繋がっている可能性を示しています。

なぜ性欲や性行為（VIPマッサージ・風俗）が長寿に繋がるのか？考えられるメカニズム

性欲や性行為が長寿と関連する理由は、精神的な充足感だけでなく、複数の生理学的なメカニズムが関わっていると考えられています。

1. テストステロン（男性ホルモン）の役割

性欲と密接に関連するのが、男性ホルモンの一種であるテストステロンです。テストステロンは筋肉量や骨密度の維持、造血機能、そして意欲や決断力といった精神活動にも深く関わっています。

複数の研究で、テストステロン値が低い男性は、心血管疾患のリスクが高まり、結果として寿命が短くなる傾向があることが示されています。適度な性欲を維持することは、テストステロンの分泌を促し、心血管系を保護したり、メタボリックシンドロームを予防したりする効果が期待できます。

2. 身体活動としての側面

性行為は、心拍数を上昇させ、カロリーを消費する中程度の運動と見なすことができます。定期的な運動が心臓の健康を保ち、生活習慣病のリスクを低減することは広く知られており、性行為もその一環として身体機能の維持に貢献している可能性があります。

3. ストレス軽減と精神的安定

性的な満足感は、「幸福ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンやエンドルフィンの分泌を促します。これらのホルモンには、ストレスを軽減し、心身をリラックスさせ、睡眠の質を向上させる効果があります。慢性的なストレスは免疫機能の低下や様々な疾患の原因となるため、性行為によるストレス解消は健康維持において重要な要素と言えます。

4. 疾患リスクの低減

定期的な射精が前立腺がんのリスクを低減する可能性も指摘されています。ハーバード大学医学大学院の研究では、月に21回以上射精する男性は、月に4〜7回の男性に比べて前立腺がんのリスクが約22%低いという結果が報告されています。

「適度」の重要性と注意点

重要なのは、「過度」ではなく「適度」な下心であるという点です。性欲が強すぎることが日常生活や社会生活に支障をきたす場合は、精神的な疾患の可能性も考えられるため、専門家への相談が必要です。

また、本稿で紹介した研究の多くは「相関関係」を示すものであり、「因果関係」を完全に証明するものではありません。つまり、「性欲が高いから長生きする」のか、「健康だから性欲が高い状態を維持できる」のか、という両方向からの解釈が可能です。しかし、多くの研究が同様の傾向を示していることから、両者が相互に良い影響を与え合っている可能性は非常に高いと言えるでしょう。